土地は、ただ持っているだけでは固定資産税がかかる負の資産です。
相続して使い道が分からない方や、土地や空き地のまま放ったらかしにしている方は土地を有効活用してみませんか?
土地の活用方法は細かいものまで数えると30種類以上あるのですが、福岡の土地柄に合った方法、現実的な方法のみを厳選して3つの方法をご紹介いたします。
福岡に合った土地活用法3選
福岡県というのは全国的にも特殊な土地柄でして、都会と田舎が近いため、同じ福岡県内であっても坪単価100円以下~坪単価1000万円以上と大きな開きがあります。
ちなみにお隣の佐賀県では、坪単価3000円~坪単価25万円程度です。
福岡は県内全域が都会ではなく、県内全域が田舎でもないため、地価に大きな偏りがあります。
これは福岡県人には分かると思いますが、福岡市とその周辺地域、北九州市とその周辺地域、久留米市とその周辺地域の地価を比較すると分かりやすいですよね。
そのため、土地の活用方法は数多くありますが、福岡の土地柄に合った土地活用の方法、尚且つ、現実的な方法のみをご紹介いたします。
売却
使っていない土地を売却することによって、売却益を得られると同時に、売却後は固定資産税を支払う必要もありません。
売却を検討するのは、今後その土地の価値が上がらない場合です。
「この土地を持ち続けていたら土地の価格が上がるかもしれない」と思われる気持ちも分かりますが、今後、地価が上がる地域、下がる地域というのはもう大体決まっています。
一昔前なら、国の公共事業によって用地買収が進められ、数倍の価格で土地が売れたという方も少なくありませんが、現在の福岡は高速道路や都市高速、JRや西鉄、国道や県道、公園や学校などが既に充実しているため、今後大きな発展は期待できないでしょう。
今後、少子高齢化に伴う人口減少を想定すると、地価が上がるのは限定的な一部の地域になる可能性が非常に高いです。
そのような土地をお持ちでしたら直ぐに売却する必要はありませんが、これから地価が下がり続けるような土地なら売却は一つの選択肢として検討する価値があるでしょう。
弊社では基本調査・分析、現地調査を無料で行っていますので、お問い合わせからご相談いただければ無料でアドバイスさせていただきます。
貸地(土地を貸す)
土地自体を貸して、借主に自由に使ってもらい地代を頂くことも可能です。
土地をそのまま貸すわけですから、初期費用がかからないというのがメリットですが、収益性が低いというのがデメリットになります。
土地の利用方法としては、田舎のほうであれば家庭菜園用地や畑、資材置き場や重機置き場などが一般的ですが、交通量の多い幹線道路沿いなら事業用地として企業に貸すことも可能で、土地によって一概に言えません。
ただ福岡の場合、資材置き場や重機置き場の収益性が高いということが多いです。
例えば、弊社のお客様の成功例ですが、山奥にある150坪の土地を建築業者さんに月7万円の賃料で19年間も貸しているため、ざっと計算して、合計15,960,000円の収益になっているようです。
もちろん固定資産税はかかりますが、管理一切なし、土地の評価額以上の利益は十分に回収できている計算になります。
福岡の人口は全国上位(全国9位)のため、経済活動も比較的大きい県になります。他県に比べ、建築業者も多く、他県では使い道のない土地でも、福岡では資材置き場や重機置き場としての需要があるわけですね。
坪数や立地条件により借地代は異なりますが、資材置き場や重機置き場として、月3万円~10万円ほどの収益が見込めるでしょう。
駐車場
駐車場経営には、コインパーキングと月極駐車場があります。
これも土地の所在地によって様々ですが、商業施設の近くや車通りが多い場所、観光地の近くならコインパーキングがおすすめ。住宅街周辺やビジネス街周辺なら月極駐車場がおすすめです。
駐車場経営のメリットはランニングコストがほぼ不要なこと。デメリットは初期費用が必要になることですが、場所次第では利回り50%以上も可能です。
例えば、50坪の土地があるとして、7台の駐車スペースを確保するために、舗装工事費が100万円かかったとします。
1台につき月7,000円で貸すと、月間49,000円の収益、年間588,000円なので、利回り50%以上になりますね。
もちろんこれは1つのシュミレーションに過ぎませんが、利回り33%で3年で元が取れる、利回り25%で4年で元が取れると考えれば検討の余地が十分あるのではないでしょうか。
また、弊社のお客様の成功例ですが、自宅の庭をアスファルト駐車場に改装して、15台の駐車スペースを確保されました。
1台につき月9,000円の賃料で常に満車ということですので、年間160万円ほどの収益になりますね。
工事費は400万円以上かかりましたが、3年目には元を取れる計算になります。
このお客様の場合は人気エリアで自宅の坪数も大きかったわけですが、自宅を改装して月極駐車場として貸される方は少なくありませんし、これも福岡だからこそメリットが大きいのかなと思っています。
あとは、福岡だからこそオススメしたい「大型トラック専用の月極駐車場」です。
福岡は九州最大の産業地域であり工業地域です。そこで見過ごしてはいけないのが「物流」です。
九州全域から福岡に物が集められ関西・関東へ。逆に関西・関東から福岡に物が集められ九州全域へ。という物流の流れが出来上がっており、そこに大型トラックの存在があります。
福岡のコンビニやガソリンスタンドでは大型トラックが長時間待機していたり、田舎のほうでは路上駐車していることも珍しくありません。
これはその運送会社やトラックドライバーが悪いということではなく、物流量に対するトラックの待機場所が少ないということなのです。
つまり、良い意味で需要と供給のバランスが崩れているわけですね。
大型トラック専用の月極駐車場があることで、関西や関東のトラックドライバーが安心して待機場所を確保できる、そして工業地域であっても大型トラック専用の月極駐車場を作ることで、関西や関東の運送会社から賃料が支払われるという土地活用も今後メジャーになるでしょう。
弊社では基本調査・分析、現地調査、駐車場工事にかかるお見積もりを無料で行っていますので、お問い合わせからご相談いただければ無料でアドバイスさせていただきます。
まとめ
以上、福岡に合った現実的な土地活用方法です。
もちろん、ここでご紹介した以外にも「アパート経営」や「マンション経営」、「トランクルーム」、「太陽光発電」などに関するご相談も承りますが、初期費用が大きくなったり、立地条件が厳しくなるため、今回は割愛させていただきました。
土地は有効活用しなければ、固定資産税や管理費などによってマイナスの資産になります。
「土地面積が少ないから」、「山奥の土地だから」、「空き家が建ってるから」など様々なご意見から土地活用を諦めてしまっている方も少なくありません。
どのような土地でも無料でアドバイスいたしますので、一度ご相談いただけると嬉しく思います。